兼業とは?
兼業は本業以外の仕事を掛け持ちしている状態を指し、副業に比べて事業性が高いのが特徴です。本業とその他の仕事のどちらも本業と言えるような場合を兼業という事があります。会社に勤務しながら自分でも事業を経営し、本格的にビジネスをしている人も多くいます。
兼業の現状
兼業を希望する者は年々増加傾向にあります。兼業を行う理由は、収入を増やしたい、1つの仕事だけでは生活できない、自分が活躍できる場を広げる、様々な分野の人とつながりができる、時間のゆとりがある、現在の仕事で必要な能力を活用・向上させる等さまざまです。また、兼業の形態も、正社員、パート・アルバイト、会社役員、起業による自営業主等多様化しています。
「兼業」を促進するメリットとは?
「兼業」を促進する事で、労働者と企業の双方にメリットが生まれます。労働者にとっては将来を見据えた挑戦や準備が容易となり、企業にとっては、労働者のキャリアアップによる事業機会の拡大を図ることができます。
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Merit01
労働者
自分がやりたいことに挑戦でき、自己実現を追求することができる。
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Merit02
企業
労働者が社外から新たな知識や人脈を取り入れ、事業機会の拡大につながる。
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Merit03
労働者
将来の起業などに向けた準備ができる。
「副業」と「兼業」の違いとは?
「副業」と「兼業」。似ている言葉ですが、細かな考え方に違いがあります。本業以外からも収入を得ていることに変わりはなく、労働者にとっては双方ともメリットの大きい働き方と言えます。
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副業
気軽に始められ、
空き時間で収入を得る事ができる
基本的に、「収入源を増やしたい」、「新たなスキルを取得したい」という人が副業を始めるケースが一般的です。収入、要する時間、労力が兼業と比べると少なく、雇用契約など大きな責任が伴わないことが特徴です。近年増加しているフリマアプリなどを利用した物販系の副業も増加しています。
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兼業
自分で事業を立ち上げ、
責任感を得る事ができる。
基本的に、本業以外に自ら事業を持ったり、他社に雇用されることをいいます。複業に近い概念ですが、会社に勤務しながら自分でも事業を経営し、本格的にビジネスを行うことで、本業を超える収入を得ることも可能です。副業と違い、気軽に始められるものではありませんが、スキルの習得と同時に経営者としての責任感なども得る事ができます。